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アジア太平洋地域でServiceNowの導入が加速、企業の業務改革を後押し

サービス・プロバイダーは、企業のプロセス管理統合を支援し、コスト削減と顧客体験の向上を実現――ISG Provider Lens™

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アジア太平洋地域の企業がデジタル・トランスフォーメーションと業務の近代化に本格的に取り組む中、ServiceNowの企業導入が急速に拡大していることが、米国のテクノロジー調査・アドバイザリー企業であるInformation Services Group(ISG )(Nasdaq: III)の最新調査レポートで明らかになりました。

「2024年版ISG Provider Lens™ ServiceNowエコシステム・パートナーズ(アジア太平洋地域編)」によると、過去12か月間でServiceNowの利用が著しく拡大しており、同社がこの地域に積極的な投資を行っていることが要因とされています。 さらに、世界的なサービス・インテグレーターも、各国の規制、文化、市場ニーズに対応するため、コンサルティングおよび導入支援サービスの拡充を図っています。

ISGアジア太平洋地域のパートナー兼地域責任者であるマイケル・ゲイルは「アジア太平洋地域では、あらゆる規模の企業が競争力を維持するために業務プロセスを変革しています。その中で、ServiceNowを戦略的パートナーと見なす企業が増えています」と述べています。

報告書によると、企業はServiceNowおよびそのエコシステム・パートナーと連携し、コスト削減、生産性向上、顧客体験の改善に取り組んでいます。ITサービス管理、人事サービス、顧客サービスなど、ServiceNowのモジュール導入を支援するプロバイダーを求めており、プラットフォームのロードマップと事業戦略の整合といった長期的な目標の達成も視野に入れています。

アジア太平洋地域では、広範なデジタル・トランスフォーメーションの一環として、ERPプラットフォームの導入や近代化が進んでおり、製造、小売、医療、金融業界の企業が業務最適化と生産性向上を目的にServiceNowおよびそのパートナーのソリューションを採用しています。ServiceNowは主要なERPベンダーとの連携を通じて、これらのプラットフォームの価値を最大化するよう、努めています。さらに、企業は部門横断のERPプロセスやデータフローのAIによる自動化をServiceNowのパートナーに求めています。

レポートでは、ITベンダーおよびプラットフォームの統合というアジア太平洋地域の新たなトレンドにおけるServiceNowの重要性にも触れています。企業は、複数のベンダーやプラットフォームを利用しながら、同地域の多様な規制へ対応する必要があります。ServiceNowは統合プラットフォームとして効率化、意思決定の高度化、データとプロセスの可視性向上に貢献するソリューションとして支持されています。

アジア太平洋地域の大企業の間では、顧客体験(CX)向上の必要性が高まっており、ServiceNowのCXスイートの導入が進んでいます。ブランドの評価を得るために顧客体験の重要性は増しているものの、長時間の待機などの問題から、その満足度は低下しています。企業はその課題に対応するため、AIによる予測提案やエージェント機能の統合を進めており、業務効率と対応のスピード向上を図っています。

ISG Provider Lensリサーチのグローバル・リーダーであるヤン・エリック・アーセは次のように述べています。「アジア太平洋の企業はコストや複雑性を増すことなく、業務の近代化を求められています。ServiceNowの総合的な管理機能は、そうしたニーズに応えるものです」

レポートでは、クラウド型ERPの人気上昇や、ServiceNowクリエイター・ワークフローの導入拡大など、エコシステムに影響するその他のトレンドについても取り上げています。

アジア太平洋地域のServiceNow導入企業が直面している主な課題と、それに対するISGの提言についてさらに詳しく知りたい方は、ISG Provider Lens™「フォーカル・ポイント」ブリーフィングをこちらからご覧ください。

「2025年版ISG Provider Lens™ ServiceNowエコシステム・パートナーズ(アジア太平洋地域編)」では、31社のプロバイダーを「コンサルティング/導入サービス」「マネージド・サービス」「イノベーション」の3つの分野で評価しています。

アクセンチュア、キャップジェミニ、コグニザント、デロイト、DXCテクノロジー、富士通、HCLテック、インフォシス、NTTデータ、TCS、ウィプロがすべての分野で「リーダー」として選出されました。そのほか、AC3は2分野で、アトス、キンドリル、テックマヒンドラは1分野で「リーダー」に選出されています。

さらに、Inmorphisは2分野で、コフォージは1分野で「ライジング・スター」- ISGが定義する「将来有望な製品群」と「成長が見込まれる企業」として評価されています。

なお、カスタマイズ版のレポートは、富士通のウェブページから入手可能です。

顧客体験の分野では、HCLTechが2024年の「ISG CXスター・パフォーマー(顧客満足度トップ企業)」として選ばれました。同社はISGの「ボイス・オブ・カスタマー(顧客の声)」調査で最も高い顧客満足スコアを獲得しており、これは業界最高水準の品質認定「ISG Star of Excellence™ 」における成果の一つです。

「2025年版ISG Provider Lens™ ServiceNowエコシステム・パートナーズ(アジア太平洋地域編)」の購読または単品購入は、以下のウェブページをご覧ください。

ISG Provider Lens™ 調査について

ISG Provider Lens™のクアドラント調査シリーズは、実証的かつデータに基づいたリサーチと市場分析に、ISGのグローバルなアドバイザリー・チームによる実践的な知見と観察を組み合わせた、独自のサービス・プロバイダー評価レポートです。企業にとっては、最適なソーシングパートナーを選定するための詳細なデータと市場分析が豊富に提供されており、ISGのアドバイザーは本レポートを活用して、自らの市場知見を検証し、クライアント企業に対して適切な提言を行っています。本調査は現在、グローバル市場をはじめ、欧州、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、英国、フランス、ベネルクス、ドイツ、スイス、北欧、オーストラリア、シンガポール/マレーシアの各地域におけるサービスプロバイダーを対象としており、今後さらに対象地域を拡大していく予定です。ISG Provider Lens™リサーチに関する詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。

ISGについて

ISG(Nasdaq: III )は、AIを中核に据えたグローバルなテクノロジー調査・アドバイザリー企業です。世界のトップ100企業のうち75社を含む900社以上のクライアントから信頼されており、テクノロジーおよびビジネスサービス分野における長年のリーダーとして、現在はAIを活用して組織の業務効率化と成長の加速を支援する最前線に立っています。2006年に設立された同社は、独自の市場データ、プロバイダー・エコシステムに関する深い知見、そして世界中に1,600名以上の専門家を擁するネットワークにより、クライアントのテクノロジー投資の価値を最大化する支援を行っています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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Julianna Sheridan, Matter Communications for ISG
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